
台風や大雨は毎年のように各地に影響を及ぼします。このノートでは、気象庁が発表する情報の読み方と、自宅でできる準備を、公的機関の案内に沿って整理しました。
01 気象庁の警報・注意報の種類と意味
気象庁が発表する情報には、注意報・警報・特別警報の3段階があります。注意報は「注意が必要な現象が予想される」段階、警報は「重大な災害が発生するおそれがある」段階、特別警報は「数十年に一度の重大な災害が差し迫っている」段階です。
特別警報が発令された場合は、すでに命に危険が及ぶ状況にある可能性があります。発令を待って行動するのではなく、警報の段階で避難の準備を始めることが重要です。気象庁のウェブサイトでは、地域ごとの警報・注意報を確認できます。
02 ハザードマップを見るには
国土交通省が提供するハザードマップポータルサイトでは、洪水・土砂災害・高潮など種類別のリスクを地図上で確認できます。自宅の住所を入力するだけで、どのような災害リスクがあるかを把握できます。
ハザードマップは定期的に更新されます。以前に確認したことがある方も、最新版を改めて見ておくと安心です。お住まいの市区町村が配布している紙のマップや、避難所の一覧も合わせて確認してください。
03 非常用持ち出し袋に入れておくもの
内閣府の防災情報ページでは、非常用持ち出し袋の基本的な中身として、飲料水、食料、携帯ラジオ、懐中電灯、救急セット、現金(小銭含む)、身分証のコピーなどが挙げられています。量の目安は家族の人数や年齢で変わるため、公式の案内を参考に調整してください。
- 飲料水(1人1日3リットルが目安、3日分以上)
- 食料(3日分以上、加熱不要のもの)
- 携帯ラジオ(電池式)
- 懐中電灯と予備電池
- 救急セット・常備薬
- 現金(小銭含む)
- 身分証・保険証のコピー
04 避難の段階と対応のめやす
2021年の災害対策基本法の改正で、避難情報の種類が整理されました。「高齢者等避難」「避難指示」「緊急安全確保」という段階で示され、「避難指示」が出た段階では、危険な場所にいる人は避難することが求められます。呼び名や運用は見直されることがあるため、最新の内容は内閣府や自治体の案内で確認してください。
「緊急安全確保」は、すでに避難が難しい状況で出されます。この段階では、屋外への移動よりも建物の上の階へ移る垂直避難が適切な場合があります。事前に自宅や職場の構造を確認しておくことが大切です。
防災の準備は、災害が起きてからでは間に合いません。台風の季節の途中でも、ハザードマップの確認と持ち出し袋の点検を一度行っておくことをお勧めします。